麻雀の点数は役の数だけでなくアガった時の手牌の形と掛け合わせて決まる。役によって決まるのが飜で、アガった形によって決まるのが符。
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符計算は以下の項目ごとに算出され、そこから合計符を算出。合計符は以下の5つの要素を合計したものになる。
1:基本符
2:アガり方
3:面子の種類
4:雀頭の種類
5:待ちの形
1:基本符
20符
フーテイ
2:アガり方
0符、2符、10符
鳴きありロンまたは門前ツモまたは門前ロン
3:面子の種類
0〜32符
2~8の数字牌とそれ以外で分け、それぞれ明刻、暗刻、明槓、暗槓毎に点数が異なる
4:雀頭の種類
0符、2符
三元牌、風牌をアタマにすると2符の加点
5:待ちの種類
0符、2符
タンキ、ペンチャン、カンチャン、ノベタンを待ちすると2符の加点
①+②+③+④+⑤
合計符
この合計符と飜数で点数が決まる。
プレイヤーがアガった場合に、そのプレイヤーに必ず付与される基本点のこと。
どのような役でアガっても基本符は付与される。
付与される加符点は20点。
役があってアガった時に、門前で(他家からポン、チーをせずに)ロンアガリかツモアガリをすると追加される加符点のこと。
門前でのみ手牌を揃えてロンでアガった時に得られる加符点で10点が加算される。 他家から一回でも鳴いてアガると門前加符ではなくなるので加点は0点。
ツモでアガった時に得られる加符点で2点が加算される。 他家から何回鳴いてアガってもツモ符は2点加点される。
手牌の面子の種類によって与えられる点数が変わります。
明刻(鳴いてできた刻子)、暗刻(鳴かずに揃えた刻子)、明槓(鳴いて揃えた槓子)、暗槓(鳴かずに揃えた槓子)によって得られる点数が変わります。
さらに、それらを中張牌(チュンチャンパイ、2~8の数牌)、幺九牌(ヤオチュウハイ、1、9、字牌)のどちらで揃えたかによっても点数が変わります。
順子には加符点はありません。
面子の種類 | 中張牌(2~8の数牌) | 加符点 | 幺九牌(1、9、字牌) | 加符点 |
明刻 | ![]() ![]() ![]() | 2点 | ![]() ![]() ![]() | 4点 |
暗刻 | ![]() ![]() ![]() | 4点 | ![]() ![]() ![]() | 8点 |
明槓 | ![]() ![]() ![]() ![]() | 8点 | ![]() ![]() ![]() ![]() | 16点 |
暗槓 | ![]() ![]() ![]() ![]() | 16点 | ![]() ![]() ![]() ![]() | 32点 |
順子の加符点
順子の場合、牌の種類や数字に関係なく加符点は0点。
どの種類でアタマを作ったかで、加符点が与えられる。基本的には数牌のアタマでは加符点は0点で、役牌のアタマでは2点の加符点となる。
風牌が2点の加符点となる場合→アタマの風牌が自風または場風と同じ場合のみ、2点の加符点が与えられる。
場の状況 | 自分のアタマ | 加符点 |
---|---|---|
場風が「東」、自風が「西」 | ![]() ![]() | 0点 |
場風が「東」、自風が「北」 | ![]() ![]() | 2点 |
場風が「南」、自風が「東」 | ![]() ![]() | 2点 |
場風が「東」、自風が「東」 | ![]() ![]() | 2点(ルールによっては4点) |
三元牌はどのような状況でもアタマにした場合2点の加符点が与えられる。
数牌はどのような状況でもアタマにした場合加符点はない。
テンパイした時、待ちの種類によって毎に決められた加符点が与えられる。アガリ牌が1枚の時は2点、2枚以上の時は0点となる。
待ちの種類 | ||
両面(リャンメン)待ち | ||
手牌 ![]() ![]() | 当たり牌(待ち牌) ![]() ![]() | 0点 |
双碰(シャンポン)待ち | ||
手牌 ![]() ![]() ![]() ![]() | 当たり牌(待ち牌) ![]() ![]() | 0点 |
嵌張(カンチャン)待ち | ||
手牌 ![]() ![]() | 当たり牌(待ち牌) ![]() | 2点 |
辺張(ぺンチャン)待ち | ||
手牌 ![]() ![]() | 当たり牌(待ち牌) ![]() | 2点 |
単騎(タンキ)待ち | ||
手牌 ![]() | 当たり牌(待ち牌) ![]() | 2点 |
ノベタン待ち | ||
手牌 ![]() ![]() ![]() ![]() | 当たり牌(待ち牌) ![]() ![]() | 2点 |
ピンフツモは一律20符、七対子は一律25符となる。
シャンポン待ちの性質上、アガった際に必ず明子または暗子ができます。ロンアガリの場合は明子、ツモアガリの場合は暗子として符計算する。
符計算は1の位を全て繰り上げて計算する。例えば32符は40符として点数計算を行う。